おたりについて

小谷村は「中部山岳国立公園」と「妙高戸隠連山国立公園」の2つの国立公園を有する自然豊かな山間の村です。
長野県最北西部、新潟県との県境に位置し、夏は冷涼、冬は日本屈指の豪雪地帯です。

    

概要
人口    :2,736人(1,264世帯)※令和5年3月31日現在
村花    :大山桜(オオヤマザクラ)
村木    :山毛欅(ブナ)
姉妹都市  :東京都三鷹市千葉県長生郡白子町静岡県菊川市ニュージーランド マールボロイギリス オタリーセントメリー
観光協定  :東京都町田市群馬県利根郡片品村
年間平均気温:6.9℃
最高標高点 :小谷村千国 小蓮華岳山頂(2,766.0m)
最低標高点 :小谷村北小谷 北緯36度54分56.33秒 東経137度52分29.57秒(約173.2m ※長野県最低標高地点)

  


4月に入ると雪が一斉に融け始め、田んぼの畔に福寿草が咲き始めれば間もなく待望の春がやってきます。麓の新緑はモノクロームの世界を徐々に染め上げ、ゴールデンウィーク前には一年で最も美しく、そして過ごしやすい季節へと変化していきます。
「この時期の小谷村が一番素晴らしい」と言う村民も多く、観光に訪れるのであれば是非おすすめしたい季節です。
五月の連休には村一番のイベント「塩の道祭り」が行われ、多くの観光客で賑わう時期でもあります。

春の到来を告げる大山桜 ~小谷温泉~


7月の下旬、長い梅雨を終えると本格的な夏がやってきます。
みなさんが思い描く「夏」とは違い、30度を上回ることは滅多になく、湿度もやや低めの傾向。都会の喧騒から離れ、爽やかな気候の中で小谷村での滞在を楽しんでいただけます。
また、登山の最盛期を迎えるこの時期、北アルプスの玄関口となる栂池自然園には多くの観光客が訪れます。

北アルプスの主稜線上にたたずむ白馬大池


夏の賑やかなひと時が終わると、足早に秋がやってきます。9月の中旬になれば気温は一気に下がり始め、それと同時に赤色・黄色の紅葉が山肌を染めていきます。10月に入ると日本百名山のひとつ「雨飾山」は紅葉に色づき、山頂付近の岩壁「布団菱」とのコントラストが見ごろを迎え、一年で最も多くの登山者を迎えることになります。
そして10月中旬。北アルプスの山々は初冠雪の時期を迎え、これを境に冬へと足早に季節は進んでいきます。

荒菅沢付近から望む布団菱と雨飾山


12月に入れば麓にも雪が降り、いよいよスキーシーズンの開幕!村内にある三つのスキー場がオープンを迎えれば間もなく新年を迎え、3月までは多くのスキーヤーで賑わう季節となります。
また、人々の暮らしは雪と共に生活する日々が続きます。国内でも有数の豪雪地域であり、例年3m以上の降雪に見舞われ、除雪作業や屋根雪下ろしなど、都会では見られない風景が広がります。

5m近い積雪に閉ざされる千国集落