小谷野豚

小谷野豚とは?

昭和60年頃、2人の生産者が村内で放牧豚の飼育を始めたのがきっかけです。現在は3人の生産者が遊休農地を活用する取組みで、年間約80頭を飼育しています。
小谷村では、野豚を推進するため平成20年5月に「小谷野豚(おたりのぶた)」として商標登録しました。

育った環境がいい「お肉」をはぐくむ

1頭あたり20坪以上という広大な放牧地での生活は、豚たちにとって「放牧されている」というより「自然のまま」という状態です。気ままに歩き回ったり、木の根を齧ってみたり、寝転んで日光浴したり・・・、豚たちの時間はずいぶんとゆっくり流れています。
「広大な土地」とはいえ、平坦な場所ばかりではありません。
傾斜のある場所やぬかるみを歩き回ることで、豚たちの骨格は丈夫になり、筋肉は引き締まって無駄な脂肪がつきません。野豚の肉の旨みは、このように小谷村の大自然によって少しずつ培われていきます。

小谷野豚のヒミツ

小谷野豚はJA、農業改良普及センター、精肉卸専門店と生産者が協力して研究開発を続けてブランドを築いてきた放牧豚です。飼料に使う穀物の配合バランスや、放牧場の広さと頭数の関係などを長年にわたって記録し、肉の出来を確かめては来年の飼育に反映するという努力を積み重ねてきました。
豪雪地帯の小谷村での放牧は飼育できる季節が限られているため、まだまだ生産量が少なく、とても希少なお肉です。

「Pig」が「Pork」になるまで

約3か月、小谷村で飼育された野豚は、生きたまま県内の「屠畜(とちく)所」に運ばれます。血抜きをした後、手作業により内臓を取り出し、頭・足・皮を取り除きます。きれいに洗浄され、背骨に沿って半身に切り分けた後、部位ごとに分けられ店頭に並びます。
小谷野豚は、定められた食品衛生法に基づき、正しく処理され検査をクリアした、安全な食肉です。

小谷野豚の生ハム原木
野ぶたカレー
小谷野豚のとんかつ

お取り扱い店

道の駅小谷オンライン
小谷野豚のおやき、野豚のコロッケ、野豚カレー(小谷産野豚がゴロゴロ入ったレトルトカレー)などを販売しています。また、道の駅小谷のレストランでは小谷野豚のカツ丼がお召し上がりになれます。

小谷名産館
小谷野豚を使ったとんかつやトン汁をお召し上がりになれます。
(在庫状況によりご提供できない場合もあります)