雪中キャベツ

雪中キャベツ

雪中キャベツは2mもの雪の下、過酷な寒さにじっと耐え、凍ってしまわないよう、凍りやすいデンプンを糖に変えて身を守ります。こうして育ったキャベツの糖度は、10度近くになります。これをみなで協力して雪の中から掘り起こします。
雪の上部は重機を用いますが、あとは人力です。キャベツに傷をつけないようにスコップと手で丁寧に掘っていきます。大きくて身のしまったこのキャベツ、芯に近いほど甘さが増します。生のままかシンプルな調理で味わってみてください。

どうして甘い?雪中キャベツ

氷点下の気温でも雪の中は気温は0度が保たれ、湿度も常に100%と安定した条件となっています。小谷村の雪は雪中キャベツを優しく包み込み、シャキシャキした食感とキャベツ本来の甘味を最大限に引き出します。

収穫は大変!

雪中キャベツは2m下に埋まっているので収穫作業は大変。機械で地表30㎝まで除雪し、そこからはキャベツを傷付けないよう、スコップで少しづつ掘って収穫します。
雪の中で水分をたっぷり蓄えたキャベツは、ちょっとスコップが当たっただけで割れてしまうほどデリケート。取り扱いにも慎重さが求められます。

美味しい食べ方

じっくり冬眠したキャベツたちは、青臭さがなく甘みが強いので、まずは生のままでお召し上がり下さい。さっと塩ゆでするだけでもキャベツの美味しさが際立ちます。普段は捨ててしまうような芯も、炒めものや天ぷらにすれば絶品です。
<おすすめメニュー>
・雪中キャベツの塩昆布和え
・雪中キャベツのしゃぶしゃぶ
・雪中キャベツ芯の天ぷら
・雪中キャベツとベーコンのシチューホンデュ
・雪中キャベツの餃子

雪中キャベツのしゃぶしゃぶ
雪中キャベツの塩昆布和え
雪中キャベツの天ぷら

食べるだけじゃない!

雪中キャベツ掘りを体験するツアーが実施されています。宝探しのようで、大人の方でもわくわくできると思います。詳しくは小谷村観光連盟のツアーページをご覧下さい。